循環器内科では、心臓から出て心臓に戻る、血液の「循環」の不具合に起因する疾患の診断、治療、予防を行います。
疾患として、おおもとである心臓が原因となる、狭心症や心筋梗塞、弁膜症、不整脈、心筋症などが挙げられます。そして、血液が通る動・静脈疾患として、動脈瘤、静脈瘤、大動脈解離、末梢動脈疾患、静脈血栓塞栓症などがあります。さらに、動脈を通じて血液の供給を受ける臓器の疾患として、脳血管疾患(脳梗塞、くも膜下出血)も、広い意味では循環器内科で扱う疾患と言えます。
当院では、これらの疾患に対し、一般診察から、心電図(安静時、マスター負荷、ホルター24時間)、X線(単純写真、CT)、超音波(心臓、腹部、頸動脈)などの検査を行って診断、治療します。特殊な検査、高度な治療については、しかるべき医療機関に対応を依頼します。
そして、これらの疾患にかかる危険を高める、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、内分泌疾患(甲状腺、慢性腎臓病など)を適正に管理して予防します。当院では禁煙外来も行っており、予防効果を高めることが可能です。