レスパイト入院について
レスパイト(一時休止・休息・息抜き・という意味)入院とは、在宅療養を続けている難病の患者さんやがんの患者さんなど、医学的管理や処置を在宅で受けている患者さんを対象に医療保険で入院を受け入れる制度です。
この制度を利用すれば、ご家族が、一時的な外出や休憩、その他の介護を受けられない期間をサポートする目的で短期間の入院サービスをご利用できます。
1.受け入れ可能な方
当院でお引き受けできるレスパイト入院の対象は、薬や処置の制限などの医学的管理を受けているために、介護保険によるショートステイの利用が困難な方の短期間の入院です。
・気管切開を受けられた方、胃瘻、腸瘻等経管栄養または静脈栄養の方(口から食事のできない方)、自力歩行や排泄ができない方等、治療に関わる処置が必要な方々です。ただし、人工呼吸器の必要な方の受け入れは行っておりません。
・退院時にご自宅へ戻れる方を対象とします。
2.入院期間について
レスパイト入院を活用されることで、在宅介護などで介護者が日々の介護に疲れを感じ、介護の限界を超え、介護不能となることを予防することができます。
入院期間は1週間程度ですが、2週間を限度として、ご相談に応じます。
3.ご利用方法等について
レスパイト入院のお申し込み又はご相談については、医療福祉相談室(045-712-9921)までお問い合わせください。入院前に一度面談して頂きます。
・レスパイト入院は、空きベッドを利用して行いますので、必ずしもご希望に添えない場合があることをご了承くださるようお願い致します。
・通常の入院患者と同じ医療体制でのケアとなりますので、自宅での介護や、ショートステイなどの介護サービスのようなケアは期待できない場合もございます。
・入院中に病状が悪化した場合には、一時的な入院でなく治療入院への切り替えや、転院となる場合もございます。
・日常服薬されているお薬があれば、お薬手帳と一緒にご持参下さい。入院中はご持参頂いたお薬を使用させて頂きます。(医療材料もありましたら、同様にご持参下さい。)
・入院中は病状の変化が無ければ、原則として検査等は行いません。
*予約申込書については、下記からもダウンロードできます。
レスパイトケア 入院申込書(FAX専用)
2016年6月9日更新(2016年1月5日掲載)